May 2016
手羽先事件
26/05/16 16:16 Filed in: パーソナル
大事な電話中、妙な音が聞こえた。
見渡してみると鈴、手羽先の骨を食べている。
「うそっ」鈴の口からちょっとはみ出した骨をぎゅっとつかむ。綱引き状態となる。
しかし、その右手は、先方に知らせなければならない情報が記載されている用紙を取る為、離さなければならなかった。
まさか「今、犬が手羽先の骨を食べているので、ちょっと待って」とは言えなかった。
鈴はあっという間に、手羽先一つ分の骨を全部食べた。
「骨が体の中で突き刺さったらどうしよう?」段々と不安になったが、歯医者の予約があったので、とりあえず出かけた。
歯医者の後、すぐに仕事に向かう予定だったが、心配だったので一旦家へ帰る。
念のため、ギリギリまで一緒に過ごす。
「大丈夫そう」
家を出て、立体駐車場から車を出す。でもどうしても、鈴の事が頭を離れない。
「えい!」また車を駐車場に戻す。
家に戻って、鈴と鈴の荷物を大急ぎでかき集める。
「仕事には絶対行かないと。でも、鈴を残していって、容態が急変したら。。。」
他に残された道はなかった。
BJでは、スタッフエリアに鈴を囲う。
水曜日は、子どもレッスンが全て幼稚園と集会所で行われる為、人の出入りは少なかった。BJではずっと抱っこをせがむので、鈴を膝にのせたまま、仕事をする。
皆に可愛がってもらい、我が家ではよく吠えるのに、BJでは一度も吠えずに私を驚かせてくれた。
そして幸いにも、鈴は無事で元気で、手羽先の骨の影響はないようだった。
私は、心配やらなんやらで、一日の終わりにはかなりぐったりし、ベッドに入って一秒もしないうちに、眠りに落ちた。


見渡してみると鈴、手羽先の骨を食べている。
「うそっ」鈴の口からちょっとはみ出した骨をぎゅっとつかむ。綱引き状態となる。
しかし、その右手は、先方に知らせなければならない情報が記載されている用紙を取る為、離さなければならなかった。
まさか「今、犬が手羽先の骨を食べているので、ちょっと待って」とは言えなかった。
鈴はあっという間に、手羽先一つ分の骨を全部食べた。
「骨が体の中で突き刺さったらどうしよう?」段々と不安になったが、歯医者の予約があったので、とりあえず出かけた。
歯医者の後、すぐに仕事に向かう予定だったが、心配だったので一旦家へ帰る。
念のため、ギリギリまで一緒に過ごす。
「大丈夫そう」
家を出て、立体駐車場から車を出す。でもどうしても、鈴の事が頭を離れない。
「えい!」また車を駐車場に戻す。
家に戻って、鈴と鈴の荷物を大急ぎでかき集める。
「仕事には絶対行かないと。でも、鈴を残していって、容態が急変したら。。。」
他に残された道はなかった。
BJでは、スタッフエリアに鈴を囲う。
水曜日は、子どもレッスンが全て幼稚園と集会所で行われる為、人の出入りは少なかった。BJではずっと抱っこをせがむので、鈴を膝にのせたまま、仕事をする。
皆に可愛がってもらい、我が家ではよく吠えるのに、BJでは一度も吠えずに私を驚かせてくれた。
そして幸いにも、鈴は無事で元気で、手羽先の骨の影響はないようだった。
私は、心配やらなんやらで、一日の終わりにはかなりぐったりし、ベッドに入って一秒もしないうちに、眠りに落ちた。


The chicken wing incident
26/05/16 16:14 Filed in: Personal (English)
While I was on the phone, I heard a weird sound. I looked around and saw Suzu eating chicken wing bones.
I caught the end of the bone that was sticking out of Suzu’s mouth.
Eventually I let it go as I needed to use my right hand to grab a paper to give information to the person I was talking to.
Suzu ate one piece of chicken wing bone.
I got scared, but I had a dentist appointment, so I left Suzu behind.
After the dentist, I was going to work, but I was worried about Suzu, so I went home.
She looked fine. Just in case, I stayed with her for a while.
I left home and pulled my car out of the garage,but I couldn’t stop worrying about Suzu.
I parked my car, and went back home, got Suzu, her blanket and some other belongings, and drove to B.J.club.
We put her in the staff area.
Luckily, all the children’s lessons were on location on Wednesday.
She always wanted me to hold her, so I held her and did my work.
Everyone was so nice to her.
She didn’t get sick.
I was just exhausted by the end of the day.


I caught the end of the bone that was sticking out of Suzu’s mouth.
Eventually I let it go as I needed to use my right hand to grab a paper to give information to the person I was talking to.
Suzu ate one piece of chicken wing bone.
I got scared, but I had a dentist appointment, so I left Suzu behind.
After the dentist, I was going to work, but I was worried about Suzu, so I went home.
She looked fine. Just in case, I stayed with her for a while.
I left home and pulled my car out of the garage,but I couldn’t stop worrying about Suzu.
I parked my car, and went back home, got Suzu, her blanket and some other belongings, and drove to B.J.club.
We put her in the staff area.
Luckily, all the children’s lessons were on location on Wednesday.
She always wanted me to hold her, so I held her and did my work.
Everyone was so nice to her.
She didn’t get sick.
I was just exhausted by the end of the day.


ナポリ ゴールデンウィークの旅
09/05/16 15:43 Filed in: パーソナル
その1 危険都市 ナポリ
噂によると、相当に治安が悪いとのことだった。ナポリサファリツァーなるものがあるらしい。旅行客はバスから決して降りずに、車窓からのみ観光するそうだ。
チビな日本人の女二人旅。
怖い人に取り囲まれた時用の、「どうぞ差し上げます」現金を20ユーロ入れた財布を準備。
パスポートはコピーをとり、カードは最小限に。盗難時の連絡先電話番号も書き出す。
カード付帯の携行品保険を確認。
盗まれた時の準備は完璧だ。
出発前、母が「安全な所なんよね?」と、いつもしない質問を私にぶつけてきた。
「うん!」と目をそらして返事をした。
ナポリからスーツケースを持って船で40分移動。 乗り場のターミナルはその都度変わるようでわかりにくかった。 ソレントへ

ナポリ料理 カネロニ ビールにもワインにもよく合う

その2 銃声?
ローマで乗り換えてナポリに着いたのは、夜の10時を過ぎていた。
タクシーはぼったくりが多いと聞いていたので、乗る前に料金を確認。
道中治安が悪い地域を通る。「このドライバーが悪い人だったら?」と一抹の不安が胸をよぎったが、あっという間に無事ホテルへ到着。
だめもとで、ホテルの人に「今から外歩いたら危ない?」
と聞くと、私達二人を30秒位見て「危ないです」と言った。
部屋に入って暫くすると、「バンバッッババーン」という音が。
「もしかしてギャングの抗争?銃撃戦?」
恐る恐るカーテンの隙間から外を伺うと、おじさんがゴミ箱を移動させているだけだった。
ウェルカムドリンク 旅行の最初に飲み過ぎて後に失速する。

その3 ワイナリーツアー のち。。。「食事前には読まないでください」
イタリア人の運転手兼ガイドさんが、ナポリから一時間ほど車を走らせ、ワイナリーに連れて行ってくれるツアーに参加した。
参加者は私達二人だけだった。
「今日はワイナリー3軒、ワインを9杯テイスティングしますよ」
と元気に言われ、車は出発した。
まず最初のワイナリーに到着。
作り方諸々の説明をしてもらう。
その後テイスティング部屋に移動。
テーブルにはホームメイドの美味しいおつまみがいっぱい。
説明を聞きながら違う種類の白ワインを2杯。赤ワインを2杯頂く。
テイスティングだというのに、グラスになみなみとついでくれる。
ワインも料理もとても美味しい。
事業を引き継いだ若き女性オーナーは、やる気満々だった。
「頑張って!」と心から応援。
二軒目のワイナリーに行く途中で事件発生。
とにかく曲がりくねった山道。あんな山道、生まれて初めてだった。
車酔いとお酒も入っていたせいか、340度のカーブを30回ほどターンした後に、美和ちゃんはマーライオンと化す。
その直前に行った、チーズファクトリーの牛の匂いと工場の匂いで参っていた私まで胃がもたれ、二軒目では賞を取ったという一本一万五千円するワインを、一口しか飲む事ができなかった。
所詮私達、そんなに多く飲み食いできない小さな日本人二人組み。
ガイドさんに三軒目は辞退する旨を告げ、ナポリまで連れて帰って貰った。
帰りの車中、ガイドさんに頼んでも暖房が効かず、凍えていた。
後に美和ちゃんは薄らぐ意識の中で「今眠ったら凍死するのかな?」と思いながら眠りに落ちたそうだ。
勿論ナポリで凍死する事はなかった。
ワイナリーツアー 樽に眠るワイン

瓶詰めした後、暫く立ててねかせるそうだ。ワイナリーによっても製法が違うらしい。まだラベルのはってないワインがずらりと並んでいる。

ワインとよく合うホームメイドおつまみが満載。幸せすぎるひと時。

家族経営のチーズファクトリーの子牛 手をなめられる

色々な種類のチーズ

手作りチーズ 試食させてもらったリコッタチーズ 牛乳が美味しく形になりましたって感じ。あんなに美味しいチーズは生まれて初めてだった。

ワインは2~3ユーロくらい。安いし多い。

その4 ガン見され事件
ナポリ、ソレントでは、よくジーっとみられる事があった。
特に子供は遠慮がないので、アジア人が珍しいようだった。隣のお母さんが、「みちゃだめよ」となだめているようだった。
ソレント2日目の夕食に入ったレストランでも、隣の席のおじいさんとおばあさんにジーっと見られた。「またか」目があうと「You are so beautiful」と思いもよらぬ言葉がおじいさんの口から発せられ、beautifulの意味がおわかりか?と思ったが、何一つ通じない。後はわけのわからないイタリア語の話が暫く続いた。
翌朝、ホテルの朝食会場で見覚えのある人達が。
そう、前夜の老夫婦だった。
挨拶をすると、またも嬉しそうにイタリア語でずっと話しかけてくる。奥さんの方が、通じないからやめときなさいって言っているようだった。
でもなんだか、かわいいおじいさんだった。
シーフードフリット 意外にあっさりで白ワインに合う

シーフードサラダ 白ワインがすすみすぎる。

その5 イタリア南部 ナポリ、ソレントについて
あれだけ「危ない」と聞いていたが、サンフランシスコとニューヨークで味わった、間違えて危険地区に入った時の怖さはなかった。逆にちょっと無愛想に見える人達は、言葉の壁を超えてとても優しく通じ合えた。
ホテルやレストランでは英語は通じる時が、ローカルな人達はイタリア語のみだった。
可愛かった人達
ソレントのハウスキーピングの女性
他の部屋を掃除中に、トイレットペーパーがなくなりそうだったので、お願いして一つ分けて貰う。その後何度も廊下ですれ違い、お互いに何度も会って面白いねって、言ってる事はわからないけれど、笑いあう。笑顔が素敵だった。
レストランのウズベキスタン出身のウェイター
とても感じがよく気が効くので、2日続けて通った。
ナポリ現地半日ツアーのガイドさん
まだ新米ガイドさん。意地悪なアメリカ人のおっさんに酷いことを言われたので、苦情が来たら私に電話してね、会社にガイドさんは絶対悪くない、おっさんが我儘だって言ってあげると言った。別れ際に投げキッスをしてくれたが、慣れてないのでキスは返せなかった。
ホテル勤務の女性
ナポリのホテルは場所はいいが、部屋はぱっとしなかった。
住めば都で、まあしょうがない、いいかっと過ごした。
フロントの女性は、むちゃくちゃ親切で、私達を見るやいなや、すぐかけより、話しかけてくれ、鍵を走ってきて渡してくれたりした。
あの人がいるから、ホテルも嫌でなくなった。
別れの日の朝はハグにキスだった。これまた慣れていないのでキスは返せなかった。
カフェのオーナー
せっかくナポリに来たのだから、エスプレッソを飲む事にした。
老舗のガンブリウスという所を覗いたら、アジア人のお上りさんのような対応をされたので、そこはやめておいた。
ホテルの近くのカフェに行った。
強面のおじさんに勇気を出してエスプレッソを注文。ムスッとしながら美味しいエスプレッソを出してくれる。ナポリっ子のまねをしてカウンターで立ったままキュっと飲む。
水も買って帰りたいと言う話が、イタリア語と英語で成立。その内おじさんは笑顔に。
そのカフェの前を私達が通る度に、おじさんと目が合い挨拶。
2回目に入った時は椅子まで出してくれた。お礼にもっていた日本の飴を3つあげると満面の笑みで喜んでくれ、売り物のクッキーをくれた。
出発の朝、もう一度おじさんに会って帰る。
とても素敵な出会いだった。
ナポリは日本人好みの美味しいシーフードが満載だった。
街の美化と、イメージ向上に励めば、観光客が増え、雇用も増え、犯罪やぼったくりも減るだろう。本質は良い人が沢山いるようなナポリ。他の都市に比べ素敵な場所なのに、その割に観光客が少ない。世界中いつでもどこでも出会う日本人に、今回は殆ど会うことがなかった。素敵なナポリを見た私は、都市の発展を願わずにはいられない。
アマルフィ海岸 タクシーの運転手に勧められるがままに参加した1日ツアー。私たちの他にイギリス人カップル、アメリカ人カップル、アルゼンチンのおばあさんが参加。 日本から申し込むより安いし、車移動で楽チンだった。

アマルフィ 織田裕二はいなかったが、綺麗な海岸線。

エスプレッソは美味しいけど強いので、ちょっと休憩カプチーノ

シーフードリゾット ナポリの食事は素材の味を生かしていて、どれも美味しかった。トマトとチーズがとにかく美味しい。美味しいピザができる訳だ!

噂によると、相当に治安が悪いとのことだった。ナポリサファリツァーなるものがあるらしい。旅行客はバスから決して降りずに、車窓からのみ観光するそうだ。
チビな日本人の女二人旅。
怖い人に取り囲まれた時用の、「どうぞ差し上げます」現金を20ユーロ入れた財布を準備。
パスポートはコピーをとり、カードは最小限に。盗難時の連絡先電話番号も書き出す。
カード付帯の携行品保険を確認。
盗まれた時の準備は完璧だ。
出発前、母が「安全な所なんよね?」と、いつもしない質問を私にぶつけてきた。
「うん!」と目をそらして返事をした。
ナポリからスーツケースを持って船で40分移動。 乗り場のターミナルはその都度変わるようでわかりにくかった。 ソレントへ

ナポリ料理 カネロニ ビールにもワインにもよく合う

その2 銃声?
ローマで乗り換えてナポリに着いたのは、夜の10時を過ぎていた。
タクシーはぼったくりが多いと聞いていたので、乗る前に料金を確認。
道中治安が悪い地域を通る。「このドライバーが悪い人だったら?」と一抹の不安が胸をよぎったが、あっという間に無事ホテルへ到着。
だめもとで、ホテルの人に「今から外歩いたら危ない?」
と聞くと、私達二人を30秒位見て「危ないです」と言った。
部屋に入って暫くすると、「バンバッッババーン」という音が。
「もしかしてギャングの抗争?銃撃戦?」
恐る恐るカーテンの隙間から外を伺うと、おじさんがゴミ箱を移動させているだけだった。
ウェルカムドリンク 旅行の最初に飲み過ぎて後に失速する。

その3 ワイナリーツアー のち。。。「食事前には読まないでください」
イタリア人の運転手兼ガイドさんが、ナポリから一時間ほど車を走らせ、ワイナリーに連れて行ってくれるツアーに参加した。
参加者は私達二人だけだった。
「今日はワイナリー3軒、ワインを9杯テイスティングしますよ」
と元気に言われ、車は出発した。
まず最初のワイナリーに到着。
作り方諸々の説明をしてもらう。
その後テイスティング部屋に移動。
テーブルにはホームメイドの美味しいおつまみがいっぱい。
説明を聞きながら違う種類の白ワインを2杯。赤ワインを2杯頂く。
テイスティングだというのに、グラスになみなみとついでくれる。
ワインも料理もとても美味しい。
事業を引き継いだ若き女性オーナーは、やる気満々だった。
「頑張って!」と心から応援。
二軒目のワイナリーに行く途中で事件発生。
とにかく曲がりくねった山道。あんな山道、生まれて初めてだった。
車酔いとお酒も入っていたせいか、340度のカーブを30回ほどターンした後に、美和ちゃんはマーライオンと化す。
その直前に行った、チーズファクトリーの牛の匂いと工場の匂いで参っていた私まで胃がもたれ、二軒目では賞を取ったという一本一万五千円するワインを、一口しか飲む事ができなかった。
所詮私達、そんなに多く飲み食いできない小さな日本人二人組み。
ガイドさんに三軒目は辞退する旨を告げ、ナポリまで連れて帰って貰った。
帰りの車中、ガイドさんに頼んでも暖房が効かず、凍えていた。
後に美和ちゃんは薄らぐ意識の中で「今眠ったら凍死するのかな?」と思いながら眠りに落ちたそうだ。
勿論ナポリで凍死する事はなかった。
ワイナリーツアー 樽に眠るワイン

瓶詰めした後、暫く立ててねかせるそうだ。ワイナリーによっても製法が違うらしい。まだラベルのはってないワインがずらりと並んでいる。

ワインとよく合うホームメイドおつまみが満載。幸せすぎるひと時。

家族経営のチーズファクトリーの子牛 手をなめられる

色々な種類のチーズ

手作りチーズ 試食させてもらったリコッタチーズ 牛乳が美味しく形になりましたって感じ。あんなに美味しいチーズは生まれて初めてだった。

ワインは2~3ユーロくらい。安いし多い。

その4 ガン見され事件
ナポリ、ソレントでは、よくジーっとみられる事があった。
特に子供は遠慮がないので、アジア人が珍しいようだった。隣のお母さんが、「みちゃだめよ」となだめているようだった。
ソレント2日目の夕食に入ったレストランでも、隣の席のおじいさんとおばあさんにジーっと見られた。「またか」目があうと「You are so beautiful」と思いもよらぬ言葉がおじいさんの口から発せられ、beautifulの意味がおわかりか?と思ったが、何一つ通じない。後はわけのわからないイタリア語の話が暫く続いた。
翌朝、ホテルの朝食会場で見覚えのある人達が。
そう、前夜の老夫婦だった。
挨拶をすると、またも嬉しそうにイタリア語でずっと話しかけてくる。奥さんの方が、通じないからやめときなさいって言っているようだった。
でもなんだか、かわいいおじいさんだった。
シーフードフリット 意外にあっさりで白ワインに合う

シーフードサラダ 白ワインがすすみすぎる。

その5 イタリア南部 ナポリ、ソレントについて
あれだけ「危ない」と聞いていたが、サンフランシスコとニューヨークで味わった、間違えて危険地区に入った時の怖さはなかった。逆にちょっと無愛想に見える人達は、言葉の壁を超えてとても優しく通じ合えた。
ホテルやレストランでは英語は通じる時が、ローカルな人達はイタリア語のみだった。
可愛かった人達
ソレントのハウスキーピングの女性
他の部屋を掃除中に、トイレットペーパーがなくなりそうだったので、お願いして一つ分けて貰う。その後何度も廊下ですれ違い、お互いに何度も会って面白いねって、言ってる事はわからないけれど、笑いあう。笑顔が素敵だった。
レストランのウズベキスタン出身のウェイター
とても感じがよく気が効くので、2日続けて通った。
ナポリ現地半日ツアーのガイドさん
まだ新米ガイドさん。意地悪なアメリカ人のおっさんに酷いことを言われたので、苦情が来たら私に電話してね、会社にガイドさんは絶対悪くない、おっさんが我儘だって言ってあげると言った。別れ際に投げキッスをしてくれたが、慣れてないのでキスは返せなかった。
ホテル勤務の女性
ナポリのホテルは場所はいいが、部屋はぱっとしなかった。
住めば都で、まあしょうがない、いいかっと過ごした。
フロントの女性は、むちゃくちゃ親切で、私達を見るやいなや、すぐかけより、話しかけてくれ、鍵を走ってきて渡してくれたりした。
あの人がいるから、ホテルも嫌でなくなった。
別れの日の朝はハグにキスだった。これまた慣れていないのでキスは返せなかった。
カフェのオーナー
せっかくナポリに来たのだから、エスプレッソを飲む事にした。
老舗のガンブリウスという所を覗いたら、アジア人のお上りさんのような対応をされたので、そこはやめておいた。
ホテルの近くのカフェに行った。
強面のおじさんに勇気を出してエスプレッソを注文。ムスッとしながら美味しいエスプレッソを出してくれる。ナポリっ子のまねをしてカウンターで立ったままキュっと飲む。
水も買って帰りたいと言う話が、イタリア語と英語で成立。その内おじさんは笑顔に。
そのカフェの前を私達が通る度に、おじさんと目が合い挨拶。
2回目に入った時は椅子まで出してくれた。お礼にもっていた日本の飴を3つあげると満面の笑みで喜んでくれ、売り物のクッキーをくれた。
出発の朝、もう一度おじさんに会って帰る。
とても素敵な出会いだった。
ナポリは日本人好みの美味しいシーフードが満載だった。
街の美化と、イメージ向上に励めば、観光客が増え、雇用も増え、犯罪やぼったくりも減るだろう。本質は良い人が沢山いるようなナポリ。他の都市に比べ素敵な場所なのに、その割に観光客が少ない。世界中いつでもどこでも出会う日本人に、今回は殆ど会うことがなかった。素敵なナポリを見た私は、都市の発展を願わずにはいられない。
アマルフィ海岸 タクシーの運転手に勧められるがままに参加した1日ツアー。私たちの他にイギリス人カップル、アメリカ人カップル、アルゼンチンのおばあさんが参加。 日本から申し込むより安いし、車移動で楽チンだった。

アマルフィ 織田裕二はいなかったが、綺麗な海岸線。

エスプレッソは美味しいけど強いので、ちょっと休憩カプチーノ

シーフードリゾット ナポリの食事は素材の味を生かしていて、どれも美味しかった。トマトとチーズがとにかく美味しい。美味しいピザができる訳だ!
